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加齢臭の防止に有効!加齢臭対策商品に含まれる有効成分を紹介

40代を過ぎた頃から発生すると言われている加齢臭。年齢と共に増加する「ノネナール」という成分が原因であると言われています。加齢臭対策には一体何をすればいいのか?どんな成分が有効なのか?対策商品の紹介と共に解説していきます。

加齢臭の原因と対策

加齢臭の主な原因とは

加齢臭とは、一般的に40代ごろから発生する独特の臭いです。加齢に伴い、「ノネナール」という成分が増加。このノネナールが独特の臭い、つまり加齢臭を引き起こすのです。ノネナールは、9-ヘキサデセン酸という脂肪酸を細菌が分解することによって発生します。

加齢に伴って、人間は脂肪酸の発生が多くなります。若いときは簡単に分解・代謝できていた脂肪も消費しきれなくなり、体外に脂肪酸として排出されるのです。その結果9-ヘキサデセン酸のような脂肪酸が増加し、加齢臭につながっていく、というわけですね。

参考:

『2-Nonenal newly found in human body odor tends to increase with aging.』Shiseido Co. Ltd., Product Development Center, Yokohama, Japan.

加齢臭を発生させないようにする工夫

加齢臭を発生させないようにするには、大きくわけて3つの方法が考えられます。

  • 9-ヘキサデセン酸の発生を抑える
  • 9-ヘキサデセン酸の分解を抑える
  • ノネナールの発する臭いを抑える

9-ヘキサデセン酸の発生を抑えれば、そもそも分解されてノネナールになることがなく、臭いは抑えられます。また発生してしまっても分解を抑えれば、これまたノネナールになることはなく、臭いは発生しません。ノネナールが発生してしまっても発生する臭いを抑えれば加齢臭は抑えられることになります。

9-ヘキサデセン酸の発生を抑えるには、脂肪分の少ない食生活をすること、それから肌の保湿をすることが大事です。肌が乾燥すると、体は少しでも水分を保とうとして皮膚から皮脂を余分に出そうとします。これが加齢臭の原因となることがあります。発生を抑えるためには生活習慣と日々の予防が大事、ということになります。

9-ヘキサデセン酸の分解を抑えるには、分解する菌を減らすことが重要となります。人間の皮膚の上には常在菌がいますが、これを減らすわけですね。そうすると、防臭クリームや抗菌作用のあるクリームでケアすることが効果的であることになります。

ノネナールの発する臭いを抑えるには、防臭クリームや抗菌クリーム、加えてワキガ対策のスプレーなども効果的です。香水などで臭いをごまかそうとすると、臭い同士が混ざり合って余計に悪臭になることもありますから、香水の使用は避けるようにしたほうが良いですね。

加齢臭に有効な成分

加齢臭に有効な成分1:タンニン

「みやびの爽臭サプリ」やDHCの「柿渋エチケット」などのサプリメント、また防臭クリームである「ノアンデ」などに使われているのが柿のエキスです。柿のエキスの主成分が、ワインなどにも含まれている「タンニン」です。

柿に含まれているタンニンは水溶性で、多くの物質と結合し別の物質に変化させることで消臭効果を発揮します。また強力なタンパク質凝固作用を持っています。これは殺菌に使われるエタノールと同様の作用であり、エタノールと同様に強力な殺菌効果を持っているのです。

このタンニンの性質のおかげで、脂肪酸の分解を抑えること、発生したノナネールの臭いを抑えることができるのです。

参考:

『タンニン(tannins)とは何か?』帝京大学薬用植物園管理室 木下武司

加齢臭に有効な成分2:カテキン

お茶に含まれている成分として有名な「カテキン」ですが、これはお茶の渋みを感じさせる元となる成分です。先ほどのタンニンも柿の渋み成分であり、カテキンにもタンニンと同様の消臭効果があります。

またカテキンには体脂肪を蓄積させにくくする効果があり、これらをアピールした特定保健用食品も販売されているほどです。体内に脂肪を蓄積させにくいということは余分な脂肪が体に留まらずに排出されるため、皮脂として分泌されるものが少なくなり、結果的にノナネールが減少する、ということになります。

ちなみに上記のタンニンやカテキンはポリフェノールという種類の物質です。ワインやココアに多く含まれており、聞いたことがある方も多いでしょう。ポリフェノールの仲間は全部で5000種類を超えるほど存在しており、それぞれに少しずつ効能などが異なっています。

参考:

『「健康食品」の素材情報を正しく理解して頂くために』国立健康・栄養研究所 情報センター 健康食品情報研究室

加齢臭に有効な成分3:鉄クロロフィリンナトリウム

鉄クロロフィリンナトリウムは、植物由来の天然成分であるクロロフィルから作られた成分です。「Feクロロフィル」や「メンズデオ8400」に含まれています。この成分は、臭いを発する成分を非イオン化することで、臭いを出さないようにする成分です。

こちらは50年以上も使われてきた添加物で安全性も確認されており、紹介した商品以外にも多くのサプリメント等に使われています。クロロフィルには殺菌作用も確認されているので、脂肪酸の分解を防ぐ効能もあります。

参考:

『クロロフィリンの腸内体臭への効果』五味クリニック

加齢臭に有効な成分4:イソプロピルメチルフェノール

今まで紹介してきた3つの成分は主にサプリメントに使われているもので、体内から加齢臭を抑えていく効能があります。これから紹介していくのは、主に防臭クリームに使われている成分です。

「プロデオ」「ラボマイン」「ノアンデ」など多数の臭い対策クリームに使われているのが「イソプロピルメチルフェノール」です。イソプロピルメチルフェノールは刺激性が極めて低く、アレルギーを起こすことがほとんどないこと、また過剰な殺菌性ではなく、広範囲の菌に柔らかく効くため、多くの商品に使われるのです。

殺菌力がそれほど強いわけではないので、皮膚に直接塗っても常在菌を殺菌することはできますが肌を荒らしたりすることはありません。また非常に安定した化合物であるため長期保存も効き、クリームに配合するにはうってつけの成分です。

参考:

『殺菌剤原料』大阪化成株式会社

加齢臭に有効な成分5:パラフェノールスルホン酸亜鉛

制汗剤によく使われる、汗を抑える働きを持った成分が「パラフェノールスルホン酸亜鉛」です。化粧品の添加物としては「フェノールスルホン酸亜鉛」と表示されていることもありますが、これらは同じ物質です。「ラボマイン」「クリアネオ」などに使われています。

パラフェノールスルホン酸亜鉛は変わった性質を持っており、毛穴から出てくる汗と結合して、外へ流れ出ないようにするのです。またパラフェノールスルホン酸亜鉛は金属塩という物質の特性として収れん作用を持っています。収れん作用によって毛穴が縮まり、汗を抑えるので、2重の効果で汗を抑えるというわけです。

当然汗の中にも脂肪酸は入っており、分解されれば加齢臭の元となります。制汗作用があるものは、加齢臭防止の大きな味方となります。

参考:

『私にあったデオドラント剤を教えてください』五味クリニック

加齢臭に有効な成分6:ミョウバン

「Ag+エイジデオスプレー」や「ミョウバンスプレーEX」に含まれている「ミョウバン」です。この物質は防火剤、消火剤、皮なめし剤など非常に多彩な用途があり、なんと古代ローマ時代から利用されてきたという非常に歴史の古い成分です。

ミョウバンには収れん作用とそれに伴う殺菌作用があります。またやや苦みはありますが食品添加物として利用されており、安全性も高い物質です。歴史が古く簡単に手に入るうえに効果も高いため、消臭スプレーなどにもよく利用されています。

参考:

『ミョウバン』理科ねっとわーく(JST)

加齢臭に有効な成分7:ローズマリーエキス

香辛料やハーブとして用いられるローズマリーの成分、「ローズマリーエキス」は、クリームである「ノアンデ」や、加齢臭対策香水「ダビドフ クールウォーター」に使用されている成分です。こちらも非常に歴史は古く、17世紀から使われていたという記録が残っています。

ローズマリーエキスには、消臭効果、抗菌作用、抗酸化作用があり、加齢臭の防止に必要な作用が全て揃っています。またポリフェノールを多く含み、収れん作用もあるので汗を抑える効能もあり、加齢臭対策にうってつけの成分です。

参考:

『「健康食品」の素材情報を正しく理解して頂くために』国立健康・栄養研究所 情報センター 健康食品情報研究室

加齢臭に有効な成分8:アスタキサンチン

アスタキサンチンは「無臭物語」に含まれている成分のひとつです。こちらは薬としてよりも色素物質として知られており、海藻類やエビなどの甲殻類などに含まれ、広く自然界に分布しているのがこのアスタキサンチンという物質です。

アスタキサンチンには強い抗酸化作用があり、紫外線や脂質過酸化反応から生体を防護しています。この抗酸化作用が体の内部の脂質過酸化反応を抑えてくれると考えられるため、脂質が関係する加齢臭のケア製品には多く使われています。

参考:

『「健康食品」の素材情報を正しく理解して頂くために』国立健康・栄養研究所 情報センター 健康食品情報研究室

有効成分はしっかり確認しよう

加齢臭対策のサプリメントやクリーム、香水などの商品には、上記で紹介したような様々な有効成分が使われています。しかし中には効果が強く、肌が弱い方が使うと肌荒れを起こすようなものも存在します。また、人によっては薬効成分にアレルギーを持つ方などもいらっしゃるかもしれません。

消臭クリームにはほとんどと言っていいほど含まれているイソプロピルメチルフェノールは効果がさほど強くないため、ほとんどの方はアレルギーを起こさないと言われています。このように成分の特徴を知っていれば安心して使うことができます。

今回紹介した以外にも加齢臭対策商品は数多くあり、使われている成分も数多くあります。成分の特徴について販売員の方に聞いたり調べたりなどして、しっかり効能や特徴を理解してから使用するようにしましょう。

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